東大阪市の住みやすさとは?住環境や伝統行事をご紹介

東大阪市の住みやすさとは?住環境や伝統行事をご紹介

東大阪市は、大阪市に隣接しておりベッドタウンとしても発展しています。
また、大阪市や奈良方面までのアクセスも良好なだけでなく、自然や公園も多いことから子育て世帯の方にも人気の街です。
そこで、東大阪市の住みやすさを知るために、概要や住環境、伝統行事についてご紹介します。
東大阪市の賃貸物件をお探し中の方は、ぜひ参考になさってください。

東大阪市の住みやすさとは?概要について

東大阪市の住みやすさとは?概要について

東大阪市での住みやすさを知るためには、まずは位置や歴史などの概要も理解しておきましょう。
ここでは、東大阪市の概要についてご紹介します。

東大阪市の位置

東大阪市は、大阪府東部の河内平野の中央に位置しています。
東には奈良県との境に生駒山が連なり、自然にも恵まれた街です。
市内には、JRや地下鉄中央線をはじめ、近鉄奈良線・けいはんな線が通っています。
また、主要道路として、市内を縦断する中央環状線や外環状線、阪神高速東大阪線があります。
住民基本台帳によると、2024年10月現在、東大阪市の人口は47万8,158人で、内訳は男性が23万2,334人、女性が24万5,824人です。
世帯数は25万1,251世帯で、大阪市および堺市に次いで、大阪府で第3位の人口を誇ります。
大阪市の衛星都市・ベッドタウンであると同時に、大阪都市圏の中心都市の一角でもあります。

東大阪市の歴史と由来

生駒山のふもとから河内平野に広がる東大阪市の歴史は、数万年前の旧石器時代に始まりました。
その頃、市域の大部分は湿地で、山麓から当時の石器が見つかっています。
縄文・弥生・古墳時代には、市内は海から湖、湿地帯へと変遷し、山麓を中心に100以上の集落や古墳が造られたことが遺跡から明らかになっています。
奈良時代には、生駒山のふもとの入江は「草香江」と呼ばれ、万葉集にも歌われ、多彩な河内文芸がこの地で生まれました。
明治から大正にかけては交通機関が発達します。
それに伴い、従来の農村から商工業地域へと発展しました。
昭和時代になると、町や村の合併が進み、布施市、河内市、枚岡市が誕生し、この3市が昭和42年に合併して東大阪市となります。
「東大阪市」という名称は、3市が1つになる以前から、市民に親しまれていたもので、将来、この地域の大きな都市にふさわしい名前として、東大阪市誕生前の昭和41年8月に決定されました。
平成17年には中核都市へ移行し、東大阪市は、うるおいとやすらぎのある快適な環境の創造や、地域特性を活かした個性ある街づくりを目指しています。
また、関西国際空港や関西文化学術研究都市との結節点に位置し、東大阪新都心の整備などに積極的に取り組んでいることが特徴です。

東大阪市の住みやすさとは?住環境について

東大阪市の住みやすさとは?住環境について

続いて、東大阪市の住環境についてご紹介します。
住環境は住みやすさを判断するうえで重要な要素なため、知っておくと良いでしょう。

住環境①交通アクセス

大阪市に隣接する東大阪市は、大阪市中心部へのアクセスが良好で、利便性が高いといえるでしょう。
電車では、近鉄線、JR線、大阪市営地下鉄中央線が利用することが可能です。
近鉄奈良線布施駅からは、大阪難波駅まで約10分、西梅田駅まで約30分で到着します。
大阪市営地下鉄中央線は、長田駅から近鉄けいはんな線と相互直通運転をおこない、奈良県生駒方面へのアクセスも良好です。
このように都市部へのアクセスが優れているため、東大阪市はベッドタウンとしても発展しているでしょう。
また、2029年には大阪モノレールの開通が予定されています。
完成すれば、大阪空港駅までダイレクトにアクセスできるようになります。
今後さらに利便性が向上することが予想され、非常に注目されているエリアといえるでしょう。

住環境②買い物

東大阪市は、買い物施設が充実しています。
24時間営業のスーパーマーケットやドラッグストアをはじめ、ホームセンターや商業施設なども多いため、買い物に困ることはありません。
また、駅の西側から北へ約600mにわたる商店街「ブランドーリふせ」には、飲食店、カメラ店、着物店、和洋菓子店などさまざまな店舗があります。
毎年7~8月には、土曜夜市や布施まつり、盆踊り大会などのイベントが開催され、賑わいを見せるでしょう。

住環境③自然

東大阪市は、自然や公園が豊富で魅力的な地域です。
市内最大規模の「花園中央公園」には、多目的芝生広場やドッグラン、流れの広場などがあり、さまざまな活動を楽しむことができるでしょう。
公園内には、長いスライダーがある「ボールタワー」やロケットタワー、ターザンロープなどの遊具も充実しています。
近くには、多目的ホールを備えた「ドリーム21」や市民美術センターもあり、子どもから大人まで楽しむことができるでしょう。
また、雨の日でも屋内の遊具で楽しむことができ、天候に影響されることなく休日を過ごせます。
さらに、「府民の森 なるかわ園地」では、大阪平野から大阪湾までの自然のパノラマを楽しむことができます。
このように、東大阪市は利便性が高い一方で自然豊かな環境も整っており、住みやすいエリアといえるでしょう。

東大阪市の住みやすさとは?伝統行事について

東大阪市の住みやすさとは?伝統行事について

東大阪市は、昔から伝わる伝統行事も多く、市民が一体となってイベントを盛り上げています。
ここでは、東大阪市の伝統行事についてご紹介します。

伝統行事①だんじりパレード

近鉄布施駅前ロータリーでは、毎年春頃に「だんじりパレード」がおこなわれます。
地元のだんじりが集まり、豪快なやりまわしや大工方の舞を、お囃子の音色とともに楽しむことができます。
また、立派で迫力ある彫刻を鑑賞するのもおすすめです。

伝統行事②東大阪市民ふれあい祭り

市民ふれあい祭りは、昭和53年に始まり、毎年多くの団体が参加するイベントです。
河内小阪駅付近から布施駅前まで、さまざまな団体によるパレードがおこなわれ、賑やかなお祭りとなります。
花園中央公園会場では、多くの出店やものづくり体験コーナーなどがあり、子どもから大人まで楽しむことができます。

伝統行事③夏祭

毎年7月17日と18日におこなわれる夏祭りは、瓢箪山稲荷神社で開催されます。
瓢箪山稲荷神社は、豊臣秀吉が大阪城を築城する際、伏見桃山城から「ふくべ(瓢箪)の神」を分霊し、守護神として祀ったことで有名です。
参道や境内には多くの出店が並び、毎年大勢の人々で賑わうでしょう。

伝統行事④布施まつり

9月頃には、近鉄布施駅前ロータリーで布施まつりが開催されます。
布施まつりは、40年以上の歴史を持つ商店街主催の盆踊りです。
祭りでは、団体や企業による盆踊りコンテストのほか、一般の方も参加できる盆踊りがおこなわれます。

伝統行事⑤秋祭

10月中旬から下旬におこなわれるのが秋祭りです。
秋祭りは、市内各所で農作物の収穫に感謝するためにおこなわれます。
枚岡神社では、10月14日・15日に秋郷祭が開催され、23台もの布団太鼓台が神社に集結します。
担ぎ手が布団太鼓台を担ぎ、参道を何度も往復する姿は勇敢です。

まとめ

今回は、東大阪市の概要や住環境、伝統行事からみる住みやすさについてご紹介しました。
東大阪市は、歴史深い伝統行事も多く、市民一体となって街を盛り上げているのが特徴です。
また、大阪市までのアクセスも良好で、かつ買い物施設も多く利便性が高いため、住みやすい街といえるでしょう。